歯の質問箱

口腔外科関係

このFAQは現在の歯科の常識の範囲で述べていますが、個々の歯科医で若干の意見の相違が生じる場合があります。実際の受診にあたっては歯科医と相談下さい。

  1. 顎関節症とはどんな病気ですか?
  2. どうして顎関節症になるのですか?
  3. 顎関節症の治療法を教えて下さい?
  4. 親知らずはいつ頃抜いたらいいのでしょうか?
  5. 親知らずは必ず抜かなければいけないのですか?
  6. 口の中の癌を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?
  7. 口の中の癌にはどんな種類があるのですか?
  8. 口内炎について教えて下さい。
  9. 舌が荒れていますが?

  1. 顎関節症とはどんな病気ですか?
  2. 顎が開かなくなったり(開口障害)、開けるときにから異音がしたり(関節雑音)と、多様な症状があります。
    咬むときに関節に痛みがあるもの(関節痛)や、力が入らず固いものが咬めない事や顎が外れやすくなってしまった場合もあります。

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  3. どうして顎関節症になるのですか?
  4. いろいろな原因が考えられていますが、悪い噛み合わせなど歯並びと関連があるものや、ストレス、生活習慣に起因する過度の負担などが、関節の異常となって出たものがあります。その他親知らずやむし歯の放置によるかみ合わせの変化が原因の場合もあります。

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  5. 顎関節症の治療法を教えて下さい?
  6. 顎関節症の治療に先だって問診、視診、筋肉などの状態、骨や内部組織、顎の動き,精神・心理的状態などについても調べる場合があります。その結果、どの部分にどんな問題があるかによって治療法が選択されます。
    前項で書いたように原因には噛み合わせとの関連がある場合、歯の干渉を減らすように、スプリントなどと呼ばれる物を使用したりします。
    急性症状がある場合には炎症を押さえる薬の併用もありす。特定の歯が原因となっている場合には、その治療を症状に合わせて行います。筋肉のマッサージや開口訓練なども症状に合わせて行われます。
    顎関節の異常が長期間になると顎関節の変形や、軟骨の損傷を招くことがあります。その場合には外科的な手術が必要となることもあります。またストレスや性格、精神・心理的な要素が重要視される場合が多くあり、神経科など他科を紹介することもあります。

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  7. 親知らずはいつ頃抜いたらいいのでしょうか?
  8. 親知らずの位置について歯科医に尋ねるべきです。 歯科医は状態によってそのままにしてもいいか抜いたらいいか助言してくれます。正しくかみ合ってなおかつ生えるスペースが十分であれば抜かなくてもいい場合があります。ただラグビー等激しいスポーツをする方は下の親知らずの場所から骨折する例が多いので早めに抜きましょう。生えている位置によっては口腔外科を紹介されることもあります。

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  9. 親知らずは必ず抜かなければいけないのですか?
  10. 親知らずは20歳前後に生える第三大臼歯のことであり智歯とも呼ばれています。
    古代人と比べて歯の大きさや数にあまり変化が見られないのに対して上下顎骨は形が小さくなりました。その結果第三大臼歯の生えるスペースが狭くなり埋伏、傾斜あるいは水平の方向に生え第二大臼歯との噛み合わせの高さに段差がつくようになりました。
    このため口の中の清掃性が悪くなりむし歯や炎症を引き起こしたり潰瘍をつくったりします。あるいは萌出の力によって歯列の不正を引き起こすことがあります。

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  11. 口の中の癌を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?
  12. タバコとアルコールのようなリスク要因をなるべく排除して、定期的に歯科医を訪問してください。早い発見は適切な処置を容易にします。もしあなたが口の中の変化、例えば治りにくい傷等の異常を感じたならばすぐに歯科医と連絡を取ってください。

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  13. 口の中の癌にはどんな種類があるのですか?
  14. 口の中にできる癌を口腔癌と言います。口腔癌ができる部位としては、口唇、口腔粘膜、頬、歯肉、口蓋、舌、口腔底の粘膜、口峡咽頭部、唾液腺、顎骨などです。
    日本では全癌のうち約1~2%程度の割合となっていますが、欧米や東南アジアではその割合はもっと多くなります。また癌ができる部位ではわが国では舌癌や歯肉癌が多く見られます。男性が約2倍と多く、年齢では40~70歳に多く発生します。 治療は歯肉や顎骨、唾液腺にできたものは手術、舌癌は放射線治療が多く使われています。
    また頸部のリンパ節に転移していれば広範なリンパ節の除去手術が必要となります。化学療法も他の治療法と併用して行われており治療効果を上げています。

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  15. 口内炎について教えて下さい。
  16. 口の中はいろいろな刺激を受けやすいところなので口内炎ができやすい環境にあります。しかし原因を取り除き薬を使うことにより改善されることが多く2~4週間ほどしても変化がないようであれば注意が必要です。
    口の中にむし歯があったり、入れ歯が合わなかったりしたときはいつまでも放置せずに、また口内炎がなかなか軽快しないときなどもすぐに専門医にみてもらうように心がけることが大事です。
    口内炎は口腔粘膜に現れる炎症性の病変を言いますが、これが歯肉に生ずれば歯肉炎、舌にできれば舌炎と言っています。口内炎はカタル性口内炎、潰瘍性口内炎、壊疽性口内炎、アフタ性口内炎の4つに大別されます。

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  17. 舌が荒れていますが?
  18. 胃が悪いとき舌が荒れるほか、肝臓、胆のう、腸、食道などの消化器系内臓が病気のときも、舌が荒れて注意信号を出したりすることがあります。 溝状舌、正中菱形舌炎、外傷性舌炎、地図状舌等その他にも舌に変化が生じる病気がたくさんありますので気になるようでしたらすぐに歯科を受信してください。

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