活動報告

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大学同窓会・校友会共催学術講演会

学術講演会のお知らせ

平成29年度 東京歯科大学同窓会共催学術講演会

日時:
2017(平成29)年10月18日(水)19:30
場所:
武蔵野市歯科医師会会館 会議室
講師:
東京歯科大学臨床検査病理学講座教授井上 孝 先生
演題:
歯科医療の舞台裏2017
抄録:

超高齢社会を迎え、患者は従来の健常者型の治療(歯科医院完結型)から、多くの基礎疾患を抱えた高齢者型の治療(地域完結型)に変貌を遂げようとしています。ウ蝕の治療と喪失した歯の補綴という歯の形態の回復を中心とした健常者治療から、様々な原因による口腔機能障害の回復へと変わろうとしているということです。治療の難度、リスクの増加を意味し、口腔と全身との関係が重視されるようになったことです。最近のデータでは、歯周病原菌と関節リウマチ、糖尿病、腎臓病そしてアルツハイマーとの関係が明らかになり、非アルコール性肝炎や動脈硬化、そして低体重児などの胎盤内にも歯周病原菌が見つかったと言われています。医科歯科連携の重要性が叫ばれる所以ともいえるでしょう。

翻って、従来の歯科治療が不要になったわけではありません。歯周治療を考えてみてもGTR法やエムドゲインの出現、PRPやPRF、さらに直近ではリグロスによるサイトカイン療法も注目を集めています。ただ残念なことに、これらの新規治療が有効であるというエビデンスが示されていないのも事実です。また、脂肪幹細胞を使った再生歯科医療、さらにはiPSの応用にも夢は膨らみますが、その舞台裏は多くの混乱状態にあります。

今回は講演の機会を与えて頂き、健常者型の治療の舞台裏のみならず、高齢者型の歯科治療に潜む罠についてお話できればと思います。宜しくお願い申し上げます。

講演詳細PDF[A4:132KB]

これまでの講演会
平成29年度 日本歯科大学校友会共催学術講演会
Let's try Sports mouth guard
~貴院の受け付けにスポーツマウスガードのパンフレットを置きませんか~
2017年9月29日
平成28年度 日本大学歯学部共催学術講演会
超高齢社会からみた補綴およびインプラント治療の未来予測
2017年2月22日
平成28年度 日本歯科大学校友会共催学術講演会
「見たことありませんか?こんな口腔症状」
~口腔所見でわかる全身疾患と対応方法について~
2016年12月9日
平成28年度 東京歯科大学共催学術講演会について
「歯科トラブル症例への対応」
2016年11月21日
「日本歯科大学校友会共催学術講演会」
周術期の医療連携について
2015年12月11日
「日本大学歯学部同窓会共催学術講演会」 2015年11月4日
「日本歯科大学校友会共催学術講演会」
顎関節症のとらえ方・接し方-診断・治療のパラダイムシフト
2014年2月14日
「日本大学歯学部同窓会共催学術講演会」
患者の満足を得るための印象・咬合調整その他のちょっとした基本と勘所
2013年10月16日
「東京歯科大学同窓会共催学術講演」
エンド難症例の原因解明と予後の良い歯根端切除術
2013年9月11日
「抗菌療法と新しい歯周組織再生療法(FGF-2製剤)の展望」 2012年10月10日